「何かしたいことはあるか」と考えたとき、漠然と思ったのが「留学してみたいな」でした。そのきっかけは上司が「お前はもっと世界を見たほうがいい、考え方が広がるぞ」と言ってくれたからでした。
「じゃあ、自分探しにインドにでも行くか、、、」と思うことはなかったですが、英語に向き合う機会は今しかないかも、と思い始めました。私は中学生から英語が大の苦手、大学時代のTOEICは400点ちょっと。だからこそ海外に行こうなんて思ってもいませんでした。
そんな私が、最終的に フィリピン1か月+カナダ1か月の留学 を決意。
この記事では、英語が苦手な私がどうやって留学を決めたのか、その過程とリアルな悩みをすべてお話しします!
英語が出来るようになる方法を探している方はこの記事は読む必要がありません!
しかしもし「英語は苦手だけど話せるようになりたい」「留学行ってみたいけど、不安で踏み出せない」と思っている方がいれば、私と一緒に一歩踏み出してみましょう
英語は勉強すべきなのか?

英語のきらいなところ
いきなりですが、私は英語でよい点数を取れたことがありません。数学や理科では学年で一桁のような順位を取ったことがあっても、英語は後ろから数えたほうが早い。絵にかいたような理系人間です。
私が思う英語の嫌いなところはこんな感じ
- 単語が覚えられない
- 品詞が何かわかっていない
- 「読む、書く、聞く、話す」で求められるものが違う。
- 英語で話されたら何を言っているのかわからないのに、話は先に進んでいく
きっとこの辺がスムーズに理解できれば私の英語人生も変わったのかもしれません。
でも英語話せる人ってかっこいいですよね。私はそのあこがれだけを今まで持ち続けて何も行動せずに来ました。まず行動を起こすために英語が出来たらいいことを考えてみましょう。
英語によって広がる選択肢
英語話者は世界で約15億人。日本にいても英語が話せたらいいなと思うタイミングはたくさんありますよね。そして海外に行くとなれば絶対に英語ができたほうが楽しい!そんな思いがありました。
- 仕事:海外で働くだけでなく、外国人とのコミュニケーションがスムーズ
- 旅行:英語を話せるだけで、ストレスもハードルも激減!
- 人間関係:国境を越えて繋がれる
そして何よりも趣味の幅も広がる。実際私が一番モチベーションにしているのはこっちかもしれません。
- 洋画が字幕なしで観れる!
- 洋書を原作で読める!
- 洋楽を理解しながら聴きたい!
海外原作の本はあまり読まないですし、洋楽も普段は聴きません。それでも「英語ができることで、楽しめる世界が広がる!」と考えたらワクワクしました。
日本にいて英語の必要性はあるのか
改めて生きる上で英語は必要でしょうか。私は必ずしも英語は必要ないと思っています。それは技術が発達して意思疎通も問題なく行えるからです。
しかし、これからの日本の少子高齢化や経済を考えると「海外で働く」「外国人と仕事をする」機会は増えていく。その時に英語はシンプルで強力な武器になる。「転職サービスdoda」の2023年の調査でも年収に差が出ることがわかっています。それにいちいち翻訳機を通すよりも共通の言葉で会話をしたほうが仲良くなれるのは言わずもがなですよね。
TOEICスコアと転職の市場価値の相関関係
「英語が話せること=新しいチャンスにつながる」そう思うと、いつだって英語を勉強する価値はあると感じました。
「英語=勉強」ではなく「英語=ツール」
学生時代はどうしてもテストのために勉強していました。そしてその場しのぎで勉強して結局「わからないまま」。今でも「TOEICで良い点数を取りたい!」という気持ちはありますが、その気持ちだけではこれまでと同じ結果になる。
だからこそ今はツールとしての英語を意識しています。
- コミュニケーションをとりたい
- 趣味の幅を広げたい
この気持ちを強く持つことで、勉強を楽しく感じられるようにしています。
なぜ英語が苦手な私が留学を決めたのか?

無理やり勉強する環境に身を置きたかった
「留学しなくても英語が話せるようになる」と考えている方はたくさんいらっしゃいますし、実際そういう動画もたくさんあります。
しかし私は意志が弱く、頑張る力も人並み以下。何より褒められたことではないですが、今までできなかったという実績があります。そんな私が本気で英語を学ぶには確実に英語漬けになれる環境に飛び込むしかない。そう考えたとき、留学が最適な選択肢でした。
もちろんお金も期間もかかるため簡単な決断ではありません。それでも「このまま一生英語から目を背けていいのか」と考えて、一度しっかり向き合おうと思いました。
自分の経験を増やしたい
正直に言うと「英語は嫌い」「海外にも行きたくない」昔からあるこの気持ちは、今でもあります。でもだからこそ「英語にしか触れられない環境に飛び込む」という経験が、自分の人生にとって大きな意味を持つ。
「若い時に苦労は買ってでもせよ」という言葉は正直あまり好きではないけど、こういう時は積極的に採用して自分を奮い立たせています。
新しい環境に飛び込むことで人生が新鮮になる!これからを全力で楽しむためには苦労だっていいスパイスになる。そう思ったからこそ、留学という挑戦を決意しました。
留学を決めるまでの悩み

留学で悩んだこと
- どの国に行くべきか
- 期間はどうするか
- ワーキングホリデーか留学か
- エージェントはどれにしたほうが良いのか
いろいろな選択肢があり悩みました。
私の場合はエージェントの方と話す中で決めたこともあれば、自分で「こっちのほうがいいな」と思い決めたものとあります。
留学先の国の決め方
まずは「留学する目的」と「留学の条件」を明確にすることが大切です。これがはっきりしていないと、何を軸に考えていいのかわからなくなります。私はエージェントの方と話しながら自分に適した国がどこかを決めました。
私の留学の目的
- 英語を話せるようになる、しっかりと勉強する
- 異文化に触れる
私の留学の条件
- 治安が良い
- 費用が抑えらえる
以上よりフィリピンとカナダの二か国留学を提案されました。
- フィリピン → 一日中しっかりと勉強できる
- カナダ → 費用を抑えつつ異文化交流ができる
さらにその話を聞いた時、留学後にヨーロッパを旅行するという計画を思いつきました。それならばカナダは最適だなと思い、カナダに決定しました。
もしあなたが留学するならばそれは何のためですか?一言に英語を勉強したいと言ってもいろいろなことが考えられます。「いつかアメリカで働きたい」「ヨーロッパを旅してみたい」そんな自分の目的に合った国を選びましょう。
他にも選ぶ条件として気を付けなければいけないことは気候です。特にカナダは冬のシーズンはなかなか外に出られなくなってしまうため、時期によっても自分の目的に適しているかというのは考えなければなりません。
留学期間について
期間はいろいろなサイトを見ると
- 「半年でやっと英語がわかるようになる」
- 「1年は行ったほうがいい」
などいろいろな意見がありました。
改めて留学する目的と条件を確認しましょう。
- 目的を達成するためにはどのくらいの期間が必要か?
- やろうと思えばできる留学の期間はどのくらいか?
- 予算はどのくらいか?
私が期間を2か月に決めた理由
- 長期で行く余裕がなかったこと
- 文化を感じる経験にしたかったこと
モチベーションアップのために意識したこと
- 留学後のヨーロッパ旅行を実践の目標にする
- 期間が短い分、だらだらせずに集中して勉強する
結果として各国で1か月ずつ+ヨーロッパで10日という計画を立てました。
予算はどの国にどのくらいの期間滞在するかでかなり変わります。留学エージェントを使用して金額を聞いてみましょう。また留学エージェントのスマ留「料金プラン」では場所と期間を入力することで簡単に費用を算出できるものもあります。費用感を知りたい方は使ってみてください。
ワーキングホリデーにするか留学にするか
最初はワーキングホリデーで一年くらいオーストラリアに行くことも考えていました。しかし私の今の英語の状況では無理だと判断。
さらに英語ができない日本人現地で苦労しているというニュースを見て、費用は掛かるが留学という形のほうが私にはあっていると思いました。
すでにある程度英語力のある方は、ワーキングホリデーも選択肢に入れていもいいのかもしれません。
エージェントに関して
まずエージェントを使うかどうかですが、これも自力で留学に行ってらっしゃる方はいます。私はそういった手続きができる自信がなかったためエージェントを使用することにしました。
エージェントを使わないと決めている人でも一度カウンセリングを受けることをおすすめします。理由はこれまで書いているように国や期間におけるアドバイスをしてもらえるからです。基本無料で相談に乗ってくれますので一度気になることは聞いてみましょう。
私は実際に4社と無料のカウンセリングをして国と期間を決めました。さらにそのまま相談したエージェントを使用していますが、費用・サポート・対応の良さから1社に絞りました。
英語学習のモチベーション

出来るようになった自分を想像する
あなたは何のために勉強していますか?私の最終目標は「人生のやりたいことリスト100」にも書いた次のことを達成することです。
- いろいろな国に行って、本場の食やエンタメを楽しむ
- 洋画を字幕なしで観ること
- ハリーポッターの原作を読むこと
目標を明確にすることによって、未来の自分を想像しそのギャップを認識することでモチベーションは生まれます。モチベーションが下がってきたなと思ったらなりたい自分を想像してみましょう!
具体的なプランを立てる
どれだけ目標を明確にしてもそれよりも経験してきた「英語はできない!」という気持ちはとても強いです。「やらなきゃいけないと思っても」どうしても行動に移せないこともあります。でも大丈夫です!私もあなたも一歩は踏み出せています。
これを解消するためにはしっかりとしたプランを立てることです。目標が決まったら具体的な方法と納期を決めましょう!
例えば、私の場合「留学までの時間」を1つの期限にしています。
いまオンライン英会話をやっていますが
- 今月中にこのテキストを終わらせる。
- フリートークを開始する日を決めて、それまでに英語日記を1ヶ月分は書いておく。
こうした、具体的な数字と納期を決めることが大切です。
モチベーションは自分だよりになりすぎてしまう部分があります。「最初の5分だけやってみる」などのテクニックも効果的。ただ私はどれだけハードルを低くしても始められないことがよくありました。
私はそれよりも、「期限を設定し、やらないと終わらない状況を作る」という方法があっていました。もし「なかなか行動できない」と悩んでいる方は目標設定・具体的なプラン・期限を決める という方法を時間をかけてでも試してみてください。
まとめ
留学を決めるまではたくさんの迷いや不安がありました。「英語ができないのに本当に大丈夫?」 「うまくいかなかったらどうしよう…」そんな葛藤を抱えながらも、「自分は何をやってみたいのか?」「将来どうなりたいのか?」と考え続けた結果、思い切って決断することができました。
英語が苦手でも、ゼロから学べる環境を作れば成長できる。そう信じて、一歩を踏み出しました。私もまだまだ学びの途中ですが、「あの時の悩みも今ではいい思い出だ」 と思える日がきっと来るはずです。
「英語ができないから」「留学はハードルが高いから」と諦めるのはもったいないです。大事なのは、「どうすればできるか?」を考えて行動すること!
このブログでは、留学のリアルな体験や学びをシェアしていきます。もし同じように悩んでいるなら、一緒に情報を集めたり、小さな一歩を踏み出したりしてみませんか?「やってみたい」という気持ちを大切に、一緒に挑戦していきましょう!
ご覧いただきありがとうございました!