「英語が苦手だからTOEICを受けたほうがいいと言われても自信がない」
「TOEICを受けたいけど、自分の英語力でどれくらいのスコアが取れるんだろう?」
「そもそもTOEICって初心者でも受けられるの?」
こんな悩みを抱えていませんか?TOEICは就職や転職、キャリアアップのために受験を勧められる人が多い一方で、実際に受けるか悩んでいる人は少なくありません。また、TOEICを受けたことがない人にとって、試験の内容や難易度はイメージしにくいもの。
私もそんな一人でした。昔から英語が苦手、「もう一度英語をやり直したい!」と思いつつ、なかなか本腰を入れられず。そしてだらだらと勉強していたとき、「まずは公式問題集を解いてみよう」と決意。結果「最初からやっておけばよかった!」と後悔しました。
この記事は英語初心者の私だからこその目線で何から勉強すべきかをお話しします。
この記事のポイント
- TOEICの特徴と今後の学習計画
- 初心者こそ公式問題集を解くべき理由と具体的な方法
- 一緒に頑張る仲間を見つけられる→私のことです!
公式問題種を活用して、ゼロからのTOEIC学習をスタートしましょう!
TOEIC初心者必見!まずは試験の基本と目指すスコアを知ろう
TOEICってどんな試験?
日常生活やグローバルビジネスにおける活きた英語の力を測定する、世界共通のテスト。
聞く・読む力を測る TOEIC® Listening & Reading Test と、話す・書く力を測る TOEIC® Speaking & Writing Tests により、4技能(聞く・読む・話す・書く)全ての英語コミュニケーション能力がわかります。TOEIC公式HP:TOEIC® Testsより引用
つまり世界共通の英語のテストの一つで、日本では英語ができる一つの指標として企業や学校に採用されています。
「TOEICにはいくつか種類がありますが、日本で一般的に受験されるのは、読むとリーディングのスキルを測る『TOEIC® Listening & Reading Test』です!
TOEIC Listening & Reading(L&R)
- 試験時間:120分(リスニング45分+リーディング75分)
- スコア範囲:10~990点
- 内容:ビジネスシーンや日常会話を中心に、英語の「聞く力」と「読む力」を測る試験
- 費用:7,810円 (2025.4.20試験時点)
TOEIC Listening & Reading(L&R)の問題内容はこちらから→記事内リンク
TOEICのスコアって本当に就職・転職に役立つの?
公式発表によると、2024年12月21日(午後)のTOEICテストの平均点は611.4点、受験者数は16,826人でした。(出典:TOEIC公式)。そのため600点以上取れれば履歴書に書けると書いてあるサイトも多いですが、平均点以上の650点以上取れれば履歴書で有利になると言えます。さらに英語を求める企業では730点や800点以上が目安となる場合も多いです。TOEICは簡単に自分の英語力をアピールできる指標です。

履歴書に書くなら650点以上を目指そう!
スコア目安
400点台:ゆっくり話される英語なら部分的に聞き取れる。ビジネスの使用は難しい
500点台:簡単な日常会話のフレーズがわかり、定型的な会話なら対応できる。
600点台:日常英会話がある程度理解できる。ビジネスでも英簡単なビジネスメールの読解などが可能
700点台:ある程度の会話ならスムーズにこなせる。ビジネスの場面でも、基本的な指示や質問に対応可能。
800点台:仕事で英語を使ってやりとりができる。会議でのディスカッションに参加できる。
900点台:ネイティブに近いレベルでコミュニケーションを取ることができる
TOEICはあなたに必要?受けるべき人の特徴とは?
TOEICは次のような方はぜひ受けたほうが良いテストと言えます。
- 就職・転職を有利にしたい人
- 海外勤務や留学を目指している人
- 英語力の客観的な指標を持ちたい人
- 英語を初めから勉強する人
就職・転職では自分の英語力の指標となり他者と差別化することができます。「英語が苦手だから、TOEICはまだ早い…」って思っていませんか? 実は、英語初学者こそTOEICに挑戦するメリットが大きいんです!しかしいきなりテストを受けるとなるとなかなかハードルが高いですよね。そんな方には公式問題集を解くことをおすすめします!
初心者こそTOEIC公式問題集を解くべき理由
TOEIC公式問題集はTOEICテスト開発機関であるETSが、実際のテストと同じプロセスで作成した問題を収録している唯一の公式教材です。実際の試験と同じ形式・難易度で門外が作られており、現在Part11(2025年2月時点)まで発売されています。
公式問題集を解くメリット
- 費用が3,300円と実際のテストを受けるより安価
- TOEICの疑似的な点数を把握できる
- 試験の出題傾向を理解できる
- リスニングの復習が可能
詳しく解説していきます。
初心者こそ実力チェック!公式問題集で現在の英語力を把握
英語学習を始める際に、まずは自分の実力を把握することが大切です。理想は実際に試験を受けてみることですが、TOEICの受験費用は約8,000円と高額なため、初心者にはハードルが高いですよね。そこで公式問題集を使うことで、本番さながらの問題を解きながら、スコアを予想することができます
初心者が最初に英語力を確認するメリット
- 意外と解けると嬉しい
- 全くわからないという衝撃を得られる
- スコアが数字で見えるため、成長を実感しやすい
「意外と解けた!」
私は想像よりリスニングの正答率が高かったです。「もっと頑張れば点数があがるかも!」と感じました
「全然わからない……!」
逆に試験中何度も心が折れそうになる瞬間がありました。しかしその衝撃が「これは勉強しなければ!」という焦りになり、結果としてモチベーションにつながっています。
スコアを成長の基準に
漠然と勉強しても成長しているかわからないですよね。テストの点数を基準にすれば自分がどのくらい成長しているのかを見える化できます!
まずは自分の実力を確認することが大切です!もしかしたら2時間も向き合っていられないかもしれません。その時はわからない問題は飛ばして早めに終わらせても大丈夫です。自分の力を把握することから始めましょう。
TOEICの出題形式を知って問題に慣れる
TOEICは出題形式が決まっています!本番の前に必ず確認しておきましょう!
リスニング(Listening)セクション(100問・約45分)
Part 1 | 写真描写問題:1枚の写真について、4つの説明を聞き、最も適切なものを選ぶ | 6問 | ||
Part 2 | 応答問題:質問や発言と、それに対する3つの応答を聞き、最も適当なものを選ぶ。 | 25問 | ||
Part 3 | 会話問題:2~3人の会話を聞き、印刷された設問に答える。会話の内容と図表を関連付ける問題も含まれる。各会話に3問ずつ。 | 39問 | ||
Part 4 | 説明文問題:アナウンスやナレーションを聞き、印刷された設問に答える。図表と関連付ける問題も含まれる。各トークに3問ずつ。 | 30問 |
リーディング(Reading)セクション(100問・75分)
Part 5 | 短文穴埋め問題(文法・語彙):1つの文の中で空所に適切な語を選ぶ | 30問 | ||
Part 6 | 長文穴埋め問題:文章の流れに合う適切な語句や文を選ぶ | 16問 | ||
Part 7-1 | 【1つの文章】読解問題:メール、記事、広告、ビジネス文書などを読んで設問に答える | 29問 | ||
Part 7-2 | 【複数の文章】読解問題:メール、記事、広告、ビジネス文書などを読んで設問に答える | 25問 |
このように書いてあってもいまいちイメージがつかないですよね。公式問題集では同じように出題されます。最初は問題形式を把握するという面でも問題集を解くだけで価値があります!
TOEIC試験の注意点
リスニング
- 一回しか聞くことができない
- Part1とPart2は設問が印刷されていない
- メモを取ることができない
リーディング
- 時間配分が重要
- 設問を把握して文章を読む
問題の説明も英語でされるため最初は難しいと感じるかもしれません。サンプルページは日本語で確認できます。まずはサンプル問題で出題形式を確認しましょう!ただし意外と時間がかかるため事前の確認をおすすめします。



サンプルページは問題を解く日より前に確認しておくのがおすすめ
ディクテーションやシャドーイングは公式問題集でやろう
公式問題集は専用のアプリ(公式アプリやabceed)を用いて無料で音声を聞くことができます。リスニングを何度も聞きなおせるという点も良いところです!
英語の勉強でディクテーションやシャドーイングというものを聞いたことはありませんか?リスニングやスピーキングにおいて重要視されている勉強法です。
ディクテーション:リスニング力UP
やり方
- 英語の音声を聞き、聞こえた内容を書き取る (スペルに気を取られすぎないことがポイント)
- 3回程度聞き直し、聞き取れなかった部分を確認
- 答え合わせをして、正しい文章を書き直す
- もう一度音声を聞きながら、正しい文章を書き出す
メリット
- 聞き取れない音声が明確になる (冠詞・前置詞・語尾など)
- 音のつながりを意識できる
- スペルや文法の確認が出来る
シャドーイング:リスニング+スピーキング力UP
やり方
- 音声を流しながら少し遅れて真似して発音する。(英文は見ない)
- 発音やイントネーションは聞こえてきたとおりに真似する
- うまくできない部分を繰り返し練習する
メリット
- 英語のリズムやイントネーションを口で覚えることが出来る
- 単語と単語のつながりを意識できる
- スピーキングの練習になる
デメリット
- 英語初学者には大変で負荷が大きい
ディクテーションやシャドーイングをしようと思ってもこんな悩みにぶつかります。
- どの教材を使ったらいいかわからない
- 無料でちょうどいいレベルのものがない
そんな時は公式問題集を使いましょう!公式問題集では出てくる音声のすべての英文と日本語が載っています。聞き取りを行うにはうってつけの教材です。わざわざ新しいテキストを用意しなくていいし、TOEICの英文にもなれることができます!
私はまずディクテーションをして、終わったらシャドーイングをしています。やってみるとわかるのですがシャドーイングはすごく疲れます。自分が続けられる範囲でやってみましょう!
TOEICの勉強法は正直まだ始めたばかりで、いろいろな人のやり方を試してる最中です!自分の中で「これで点数が上がった!」というものがあればまたお伝えします。
なぜ最初から解いておけばと後悔したか
私は「こんなに解けないんだ!」という焦りが自分の中で一番大きな原動力となっています。ただ英語を勉強するのではモチベーションも続かないし、成長の指標もありません。
これまではこんな風に思っていました。
- 単語の勉強をやらないといけないな
- リスニングもしないとだけど、時間を作れないな
- スピーキングってどうやったら出来るようになるんだ
焦りはあったものの実行に移せていませんでした。動画を観て勉強した気になったり、それは自分の実力をきちんと把握できていなかったからです。公式問題集を解いてからはやるべきことが明確になり、さらにディクテーションやシャドーイングの教材も手に入りました!



モチベーションUP・やることが明確なった・教材もGET!
最初から公式問題集をやっておけばよかった……
英語学習をするならしっかりと目標を立てることが大切です。そのために最初から公式問題集を解いておくことをおすすめします。
TOEIC公式問題集の始め方
使い方は公式問題集にも載っていますが、まったく初めて受けるときに疑問に思ったことなどを解説していきます。
公式問題集のシリーズはどれから解けばいい?
『公式TOEIC® Listening & Reading 問題集』は1~11までのシリーズが出ています(2025年2月現在)。数字の大きいものから小さくなる順番で使いましょう。今買うならば水色の表紙の第11弾から使います。最新のものから古くなるように使うことで最新の形式の問題を解くことができます。
ステップ1:音声をダウンロード
公式問題集の最初に音声ダウンロード用のQRコードが載っています。そこからアプリをインストールしてTOEICのアカウントを作成することで音声を使えるようになります。手順はQRコード先のページに詳しく書いてありますので心配無用です。
またabceedというアプリを使っても音声を聞くことができます。


教材の画面で「公式問題集」と検索して、『公式TOEIC® Listening & Reading 問題集』を探します。自分の持っているテキストを選択して一番右の画面に進みます。ここから音声(無料)を聞くことができます。
ステップ2:サンプル問題の確認
おすすめの確認方法
- 実際に音源を聞きながら解く
- 問題を解くのとは別日に確認する
実際に音源を聞きながらサンプルを確認することで、実際のテストで何を言っているときなのかを理解できます。すべてに日本語が書いてあるので安心して確認しましょう。ただし問題内容まですべて聞くとかなり時間がかかり疲れます。内容だけ簡単に確認する場合はそのままテストを受けても良いと思いますが、サンプルをすべてじっくり確認したいという方は別の日に試験を受けたほうが良いです
私は最初「Part 1.Directions」と言われた時に、もう始まっているのか、何を見たらいいのか戸惑いました。Directionsは問題の説明なので知っていれば聞く必要はなくなります。
ステップ3:時間配分を考えて問題を解く
必ず時間を測りましょう!時間を測ることでスコアを正確に測れます。時間を使えば解けたとしても実際のスコアとは隔たりが出来てしまいます。また時間に追われながら解くというのも経験です。私は久々に2時間も通してテストを行ったので非常に疲れました。
リスニングは「サンプル問題」と書いてあるところはテスト時間には含みません。「TEST 1」から2時間測ります。リスニング45分・リーディング75分ですので、初めは時間配分をしっかりするためにリスニングが終わったタイミングから75分をスタートさせても良いです。
それぞれの時間配分はよく言われるものを下に載せました。最初は下のものを参考に、徐々に自分でカスタマイズしていってください。
Part別時間目安
Part 5 : 10分 (1問当たり20秒) [30問]
Part 6:8分 (1問当たり30秒) [16問]
Part 7-1:25分 [29問]
Part 7-2:32分 [25問]
※Part 7 は単文と複文とで1,2と分けています。
回答は公式問題集に入っているマークシートを使っても良いですし、紙に書くでもいいのできちんと残しておきましょう。私は何回か問題を解こうと思っているので白紙に番号を書いていきました。マークシートをコピーして使うのもいいですね。
ステップ4:採点する
abceedのアプリを使うことで視覚的に自分の苦手を確認することができます。マークシートの画面からすべての選択肢を入力することで、結果をレーダーチャートで見ることができます。手軽に使えますので積極的に活用しましょう!私の結果のところで紹介しているものはabceedのアプリで採点したものになります。
さらにTOEICでは参考スコアを算出できます。リスニングとリーディングのそれぞれの正答率から参考スコアを出してみましょう。それがあなたが現在TOEICを受けたときに出るスコアになります!
また採点したらしっかりと復習しましょう。復習しないとせっかく解いた2時間が無駄になってしまいます。あの苦しかった2時間を無駄にしないためにも一緒に頑張りましょう!
初めての公式問題集を解いての結果
私が解いた結果は次のようになりました!


正答率:48%
参考スコア
リスニング:240-310
リーディング:115-180
合計:355-490
ざっくり430点くらいかなと思っています!
なかなか厳しいですね。でもそれだけ伸びしろがあると思っています!
これから実践すること
次は私が今後公式問題集を用いて実践していくことです。問題を解いて何をすればいいのかわからないという方は参考にしてください。
最終的にTOEICで600点を取ることを最初の目標にしています!
1.第一回を復習
ディクテーション・シャドーイング・精読など
2.もう一度第一回を解く
自分の復習方法の確認、定着度の確認
3.第二回を解く
自分の成長の確認、目標:530点
4.第二回の復習→再テスト
5.TOEICのテストを受ける
目標:600点



公式問題集と合わせて単語帳と文法問題集を解くことで点数UP作戦
まとめ
英語学習を始めた時だからこそ、TOEICを目標に公式問題集から始めたほうが良いです!私もだらだら勉強していた時間から何を勉強すればいいかが明確になりました。
ぜひTOEICを受けるか迷っている方は私といっしょにゼロから勉強を始めてみましょう!
まずは公式問題集を買うところからスタート!
これからも英語学習に関して進捗をお伝えするので気になる方はチェックしてください!
私は留学にも行くのでそちらが気になる方はこちらの記事もチェック↓

